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    食べ過ぎないで


    ヴィパッサナー瞑想センターでは、ボランティアの奉仕者の方たちが瞑想コース参加者のために食事を作って、提供してくださる。6時半に朝食、11時に昼食、17時にフルーツ(新しい生徒のみ)をいただくのだが、どの食事も素朴で美味しい。

    このコースに参加するにあたって受けた助言の一つに、「食べ過ぎないこと」というものがあったので、いつもよりかなり控えめに食事をとるようにした。それでも、食後の瞑想は眠気に襲われる。

    瞑想することを目的に来たのだから、眠気に襲われてばかりで、瞑想に集中できなければ元も子もない。食べ過ぎないというのはとても大事だと痛感するとともに、日頃、自分が食べ過ぎていることにも気づかされる。

    本当はもう少し少ない量で十分なのに、自分の欲を上乗せして食べているのだ。こんな風に、いつもの習慣の正体が明らかになり、ぺらりとが剥がされていくのも面白い。

    コースを終えて日常に帰ってくると、またいつもの習慣が現れてくるが、それを意識して、問いかけるスペースが生まれるようになった。

    そして、食事のメニューについても、基本となる食材を上手く使い回してアレンジしたものが多かった。瞑想センターから頻繁に買い出しするのは大変だろうから、根菜や乾物など日持ちする食材をベースに作られている。時々、スパイスを加えたり、ドレッシングを工夫することでちょっとした変化がつけられていた。基本形があって、その上で遊び心を加えていくと、シンプルで安定感がありつつ、飽きのこない食事になる。

    いつも自分の作る食事がパターン化している私は、そのことに引け目を感じていたのだけれど、まっとうな食材で作ったシンプルな食事で、私は十分だなと思い直すのだった。

    #food #meditation